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引き渡し前の仕上がりチェックは大事だと分かっていても、現場はいつも時間との勝負になりがちです。
その結果「ざっと見て大丈夫そうだからOK」という、いわゆる雰囲気チェックになってしまうことも少なくありません。
そこで今回は、どの現場でも「1現場3分」で回せる、最低限の仕上がりチェックを標準化するアイデアをご紹介します。
全部を完璧に見るのではなく「ここだけ押さえれば、大きな漏れは防げる」という考え方です。
仕上がりチェックを時短しつつ質を落とさないために、次の三つを意識します。
つまり「全面チェック」ではなく「代表サンプルで異常の有無を確認する」イメージです。
異常があれば、その部位は範囲を広げて追加チェックをします。
ここでは、内装の一般的な住戸を想定した例を挙げます。
施主の視線が集まりやすい、次のような場所を中心に確認します。
これらを、部屋ごとに一〜二カ所の代表箇所でチェックします。
短時間でも「歩いて分かる不具合」を拾います。
こちらも、一部屋一ルート程度に絞って確認します。
見た目よりも「動き」と「隙間」に注目します。
代表の一枚が悪ければ、その工区全体を追加で確認する判断材料になります。
施主が後から気にしやすい「細部」を一度なぞります。
ここも、部屋全体を細かく見るのではなく、目につきやすいラインを一周なぞるイメージです。
3分で終わらせるためには、記録方法もシンプルにします。
紙のチェックシートでも、ANDPADなどのアプリでも構いません。
重要なのは「誰が見ても同じ判断ができる最低限の記録」が残っていることです。
ここまで紹介した内容は、あくまで「内装一般」の例です。
実際には、会社ごとに得意な工種や、クレームになりやすいポイントが違います。
自社向けにアレンジする時は、次の三つを決めるとスムーズです。
この考え方で一度シートを作り、試しに1〜2現場で運用してみると、
自社に合った「3分仕上がりチェック」にすぐ近づいていきます。
最後に、今回ご紹介した内容をもとにした「A4一枚のチェックシート原案」をご用意しました。
このシートをベースに、自社仕様にアレンジしていただくことで、
短時間で回せる仕上がりチェックの標準化が進めやすくなります。