みなさん、おはようございます!高村です。
前回のブログ(第10話)では、2年後の未来から逆算された「M55クラスでの1500m日本記録へのロードマップ」、そして日常の1歩を守る普段履きの新兵器についてお話ししました。私の本気の野望に、たくさんの熱い応援メッセージをいただき、本当に身が引き締まる思いです!
日本記録への土台を固めるべく、ジムでの「完全平地30分ジョグ」を再開した先日のこと、私の足元に一瞬、ヒヤリとする緊迫した空気が走りました。
走っている途中で、かつて痛めた「左ふくらはぎ」に、わずかな違和感を察知したのです。
🚨 暴走を止めた「瞬時のギアシフト」
「また再発するのか……?」という恐怖が頭をよぎりました。
かつての私なら、ここで「このくらいなら大丈夫だろう」と根性でそのまま押し切って走り続け、結果として筋肉の繊維を引き千切り、大ケガを悪化させていたはずです。
しかし、この3週間でコーチに叩き込まれた『大人の自制心』が、私の身体を瞬時にコントロールしました。
「今、歩幅(ストライド)を広げて地面を強く蹴りすぎている。これがふくらはぎへの直撃衝撃になっているんだ」
そう脳内で分析した私は、すぐに走りのギアを切り替えました。歩幅をあえて狭くし、「脚の回転数(ピッチ)を細かく速くするピッチ走法」へと、マシンの上で即座にフォームを修正したのです。
着地衝撃を細かく分散させた結果、左ふくらはぎの違和感はそれ以上大きくならず、終わってみれば無傷で予定通りの30分間を走り切ることができました。ピンチの渦中で自分の走りを冷静にハッキングし、正しいブレーキを踏めたこと。これは私にとって、タイムを縮めること以上に大きな「アスリートとしての進化」でした。
🚲 1万5千歩の猛攻と、背もたれ付きの相棒
さらに先週は、アフター業務による「1日1万5千歩を超える長距離歩行」という、中距離ランナーの足元にとってはフルマラソン並みの過酷な試練も重なりました。
カカトや右アキレス腱に溜まった凄まじい疲労(酸欠のサビ)をリセットするため、私はジムで走るのを徹底して我慢し、ある頼もしい相棒に命を託しました。
それが、背もたれ付きのエアロバイク「リカンベントバイク」です。
シートに骨盤とお尻をガチッと固定してペダルを回すことで、悲鳴を上げていたふくらはぎやアキレス腱への負担を完全に「ゼロ」にしたまま、下半身の血流を最高潮に高めて爆汗(ばくはん)を流すことができます。
着地衝撃ゼロのデトックスを行ったおかげで、足元に溜まっていた重みがサーッと洗い流され、今週の通常練習への見事なV字回復へと繋げることができました。
ただガムシャラに走る根性なら、3流のランナーでもできます。
崩れたスケジュールに焦らず、自分の身体の声(違和感)を聴き、最適なメニューへ切り替えて目標へ進む。
53歳、手に入れた「鉄の自制心」を武器に、日本一への基礎工事はさらに強固に固まっています。おじさんの大逆転劇、ここからが本当の魅せ場です。今週も応援よろしくお願いします!